シャトレーゼの糖質カットシリーズ、ダイエットにいいよね!
でも健康面ではどうなんだろう?
こんな疑問にお答えする第2弾です♪
シャトレーゼの糖質カット商品の、原材料・添加物の解説記事になります。
企業・製品を批判する意図ではないことをご理解ください。
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栄養成分・原材料表示【画像付き】
糖質83%カットの「プリン」キャラメルナッツクリーム
栄養成分表示 | 1個当たり |
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エネルギー | 135kcal |
たんぱく質 | 2.1g |
脂質 | 11.7g |
炭水化物 –糖質 -食物繊維 | 15.6g 13.6g 2.0g |
食塩相当量 | 0.1g |

食品原料 | 乳製品、エリスリトール、マルチトール、こんにゃく加工品、植物油脂、乳たんぱく、軟消化性デキストリン、牛乳、アーモンド、砂糖、ゼラチン、カラメルシロップ、食塩、デキストリン |
添加物 | ゲル化剤(加工でん粉、増粘多糖類)、乳化剤、香料、着色料(カラメル、カロテン)、セルロース、甘味料(スクラロース) |
糖質50%カットの「チョコクリームエクレア」
栄養成分表示 | 1個当たり |
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エネルギー | 219kcal |
たんぱく質 | 3.4g |
脂質 | 19.3g |
炭水化物 –糖質 -食物繊維 | 10.6g 9.2g 1.4g |
食塩相当量 | 0.2g |

食品原料 | 乳製品、卵、牛乳、ファットスプレッド、準チョコレート、チョコレート、カカオマス、エリスリトール、小麦粉、でん粉、砂糖、ココアバター、ゼラチン、小麦たん白、植物油脂、食塩 |
添加物 | 加工でん粉、カゼインNa、乳化剤、リン酸塩(Na)、膨張剤、香料、甘味料(スクラロース)、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・ゼラチン・ごまを含む) |
糖質87%カットの「どらやき」
栄養成分表示 | 1個当たり |
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エネルギー | 107kcal |
たんぱく質 | 7.1g |
脂質 | 5.0g |
炭水化物 –糖質 -食物繊維 | 22.6g 12.4g 10.2g |
食塩相当量 | 0.3g |

食品原料 | 卵、でん粉、エリスリトール、食物繊維、小麦たんぱく、植物油脂、小豆、大豆食物繊維、大豆粉、しょうゆ 、乳製品、小豆エキス粉末、ゼラチン、デキストリン、こんにゃく加工品 |
添加物 | 膨張剤、安定剤(HPMC、増粘多糖類)、グリシン、セルロース、乳化剤、甘味料(スクラロース)、クロレラ抽出液、香料、リン酸塩(Na)、酵素、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・ゼラチンを含む) |
糖質50%カットの「ダブルシュークリーム」
栄養成分表示 | 1個当たり |
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エネルギー | 237kcal |
たんぱく質 | 3.9g |
脂質 | 19.7g |
炭水化物 –糖質 -食物繊維 | 12.1g 8.6g 3.5g |
食塩相当量 | 0.24g |

食品原料 | 乳等を主要原料とする食品、卵、牛乳、乳製品、ファットスプレッド、食物繊維、小麦粉、砂糖、でん粉、ゼラチン、還元水あめ、小麦たん白、食塩、デキストリン、バニラペースト、粉あめ、寒天、こんにゃく粉 |
添加物 | 加工でん粉、安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、カゼインNa、グリシン、乳化剤、リン酸塩(Na)、膨張剤、セルロース、保存料(しらこ)、香料、甘味料(スクラロース)、(一部に卵・乳成分・小麦・さけ・大豆・ゼラチン・ごまを含む) |
食品原料・添加物 解説!
食品原料
エリスリトール
食品に分類される「糖アルコール」。ブドウ糖を原料に酵母で発酵させて作られます。
消化されにくく、エネルギー源とはならないため、血糖値を上昇させずゼロカロリー。
消化されにくいが故に、たくさん摂取した場合、下痢を引き起こすことがあります。
自然界に存在する成分のため、安全性は高いと言えます。
マルチトール
天然甘味料。じゃがいもなどのデンプンに含まれる麦芽糖(マルトース)から作られます。
砂糖よりもわずかですが、体に吸収されるため血糖値が上がります。
砂糖よりは吸収されないため、摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあります。
自然由来のため、安全性は高いと言えます。
軟消化性デキストリン
食物繊維の1種。文字通り、消化されにくいデキストリンの総称です。
食後の血糖値上昇を抑制する作用や便秘予防、肥満予防など多数の効果があります。
デキストリン
デンプンを分解して作られ、グルコース(ブドウ糖)がいくつも結合した食品です。
安全性に問題はありません。
ファットスプレッド
油脂を主成分とするマーガリン類の1種で、日本の家庭用マーガリンの多くがこれに当たる。
マーガリンに比べ、油脂含有率が低く水分が多いため柔らかい。
悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす「トランス脂肪酸」が含まれ、心臓病のリスクを高めると言われている。
甘味料(スクラロース)【危険度★★★】
有機塩素化合物の一種。砂糖の600倍の甘さを持つと言われる合成甘味料です。
有機塩素化合物は、自然界にはほとんど存在せず、人間の体内でほとんど分解されず、基本的には全て毒性物質。
動物実験では、脾臓と胸腺のリンパ組織の萎縮・下痢に伴う体重減少・流産・死産が報告されています。
保存料(しらこ)【危険度★★★】
しらこの中の核酸、アルカリ性たんぱく質を酸性の水溶液で分解してえられる。
天然の保存料ではありますが、動物実験では、白血球の減少・肝臓の重量減少・肝細胞の萎縮・血液中の酵素活性の低下が確認されています。
人間にも同様に、肝臓・血液への影響があると考えられています。
ゲル化剤(加工でん粉)、安定剤(加工でん粉)【危険度★★】
合成の増粘剤。デンプンに化学薬品を加えて別の物質に処理したものです。
11品目あり、どれが使われているかは分かりません。
デンプンをベースにしているので、安全性は高いと考えられていますが、安全性試験のデータが不足しています。
発ガン性・生殖機能への影響を試験したデータがないものもあります。
加工でん粉【危険度★★】
用途名がないものは、製造用剤の目的で使用したもの。
製造用剤とは、
食品の成分を分解、吸着、ろ過、抽出などを行ったり、品質改良や醸造などのために使われる。
渡辺雄二 著『[最新版]食品添加物ハンドブック』より
その使い方やどんな食品に使用するかについては、各企業によって違いがあり、その内容は明らかになっていない面がある。
危険性については、ゲル化剤・安定剤の加工でん粉と同様であると考えられます。
ゲル化剤(増粘多糖類)【危険度★★】
増粘多糖類は、1品目のみが添加される場合は、物質名も記載されます。
しかし、2品目以上を組み合わせ使用した場合は、一括表示となり、どれがいくつ使われているのか、消費者には分かりません。
それほど毒性が強いものはないですが、アレルギー性や発ガン性など問題があるものもあります。
カラギナン、トラガントガム、ファーセレランには問題があるので、物質名が明記されている場合は気を付けて。
安定剤(HPMC)【危険度★★】
ヒドロキシプロピルメチルセルロースの略。
動物実験では、成長抑制・赤血球数の低下があった。
人間の男女25人に経口投与した実験では、便が緩くなったり便秘になることが確認された。
そのため、消化器官や血液への影響が心配されます。
乳化剤【危険度★★】
水と油を混ざりやすく、なじませるための物質です。
たくさん摂ると下痢を引き起こす物質や、発ガン性が疑われている物質、その他動物実験で問題があった物質もあります。
一括表示のため、どの物質がいくつ使用されているのかは分かりません。
香料【危険度★★】
合成ものは約160品目、天然ものは約600品目あります。
毒性の強い物質も多いですが一括表示のため、どの物質をいくつ組み合わせているのかは、消費者には分かりません。
着色料(カラメル)【危険度★★】
Ⅰ〜Ⅳの4種類ありますが、消費者にはどのカラメル色素が使われているのか分かりません。
カラメルⅠ:デンプンや糖蜜を加熱して作られる。
カラメルⅡ・Ⅲ・Ⅳ:カラメルⅠにアンモニウム化合物、亜硫酸化合物を加えて作られる。
Ⅰ・Ⅱはそれほど問題はないですが、Ⅲ・Ⅳは発ガン性が確認されています。
着色料(カロテン)【危険度★★】
700種以上ある、カロテン系、野菜、動植物由来(黄・だいだい・赤系)の色素の総称です。
具体的な色素名は消費者には分かりません。
多くは、安全性に問題はほとんどないですが、クチナシ黄色など問題があるものもあります。
クチナシ黄色は、動物実験で血液異常・肝臓出血などが報告されています。
セルロース【危険度★★】
海藻やトウモロコシ、サツマイモなどの食品から成分を抽出した添加物です。
上記由来のものなら毒性はほとんどありません。
ただし、「微結晶セルロース」「微小繊維状セルロース」の場合も「セルロース」とだけ表記されます。
これらも主成分は「セルロース」でありますが、安全性の確認がまだ十分に行われていません。
カゼインNa【危険度★★】
合成の糊料(増粘剤)。
カゼインはもともと牛乳に含まれるたんぱく質の1種で、牛乳が白く見える成分のもと。
カゼイン自体に毒性はないが、Naが毒性を強めると考えられ、動物実験では一定量摂取で死亡した。
過剰摂取はしないようにしましょう。
リン酸塩(Na)【危険度★★】
合成の結着剤。
「リン酸塩(Na)」=ピロリン酸四ナトリウム + ポリリン酸ナトリウム
という意味です。
ポリリン酸ナトリウムの動物実験では、腎臓結石が認められました。
また、リンを過剰に摂取すると、カルシウムの吸収が阻害され、骨がもろくなる可能性があります。
リンは普通の食品にも多く含まれ、添加物でも乳化剤・pH調整剤・酸味料・膨張剤・製造用剤などに使用されているため、リン過剰摂取が心配です。
ちなみに、似たような表記で以下の添加物があります。
「リン酸塩(Na、K)」=ピロリン酸四ナトリウム + メタリン酸カリウム
「リン酸塩(K)」=ポリリン酸カリウム + メタリン酸カリウム
膨張剤【危険度★★】
一括表示のため、どの物質をいくつ使っているのかは分かりません。
口に違和感を感じたり、胃の不快感を感じることがあります。
リン酸を含む物質がとても多く、上記リン酸塩(Na)と同様に、リン過剰摂取が心配されます。
リンを摂りすぎると、カルシウムの吸収が悪くなり骨がもろくなる可能性があります。
クロレラ抽出液【危険度★★】
天然系の調味料であり、ふっくらとした状態を維持する効果もあります。
緑藻類クロレラを、水で抽出してえられるエキスです。
毒性はほとんどないと考えられますが、安全性に関する情報が不十分です。
酵素【危険度★★】
一括表示ですが、天然添加物のみ。
カビ・細菌の培養液から抽出されたものがほとんどです。
約70種類あり、安全性の確認が十分に行われていないものが多い。
酵素自体は、食品の成分を分解・酸化・合成するなどの働きを持つたんぱく質のことです。
グリシン【危険度★】
合成の調味料。
たんぱく質を作るアミノ酸の1種で、人間の体内でも作られ、魚介類にも多く含まれています。
動物実験では問題がありましたが、それは対象動物が、グリシンをうまく代謝するシステムを体内に持っていないからだと考えられます。
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