
牧田善二先生の著書『医者が教える食事術 最強の食事術』で
FreeStyleリブレ のことを知りました。
夫を健康的に痩せさせるために糖質制限をしているため、
血糖値を上げない食事に興味があり、
自分を使っていろいろ実験してみました。
実際に使ってみての感想・結果などをご紹介します。
FreeStyleリブレとは
糖尿病患者のために開発された器具ですが、
一般の方が健康管理のために使用することもできます。
糖尿病患者は、保険適用で購入することができます。(規定あり)
厚生労働省の認可がおりていて、
サッカー日本代表の選手もパフォーマンス向上のために使用していました。
リーダー センサー
手のひらサイズのリーダーと、
500円玉サイズ・厚さ5㎜のセンサーに分かれていて
センサーを二の腕に装着し、リーダーで読み取ると
その時の血中グルコース(血糖値)が分かるようになっています。
厚さ4㎝以内の服の上からも読み取ることができるため、
目立たないところに装着することができます。
リーダーセット センサーセット センサーアプリケーター
一式が届くと、装着から使い方まで分かりやすい説明図とサポート連絡先が同封されているので安心です。
万一センサーなどに不具合があれば交換してもらえます。
画像のように、センサー装着時に使うアプリケーターからは
針が出ていて、これを二の腕に挿しますが、
採血や注射の時に感じる痛みほどもなく、まったく無痛でした。
ただ、ピアッサーで耳に穴を開ける時のような「ガシャン」という音に
ビックリしたのでご注意ください😌
装着と同時にテープで密着されるので、
取れてしまったり、菌が入り込んだりするということはありません。
はずしたセンサー
装着したセンサーにも針のようなものが出ていて、
ここから血中グルコースを計測しています。
この針は柔らかく、柔軟に曲がるため、
腕を動かした時や寝ている時でも何も感じません。
センサーは最大14日間使用できる使い捨てで、
期限になると読み取れなくなります。
防水性があり、水深1mで30分まで保証されるので、
シャワー・お風呂・水泳もできます。
センサー自体にも記憶機能があるため、
自動的に毎分測定・15分ごとに保存してくれます。
8時間まで記憶できるので、それまでにリーダーで読み取ればOKです。
読み取ったデータはリーダーに90日分を保存しておくことができます。
専用ソフトウェア(公式サイトにて無料でダウンロード可能)を使用して
パソコンで見ると記録を管理しやすいらしいですが、
私のパソコンではバージョンの都合で利用できませんでした💦
血糖値を上げない食事とは
血糖値コントロール
糖質制限で食事管理をする上で重要なことの一つに
「血糖値のコントロール」があります。
血糖値が高いと免疫力が落ちるだけでなく、悪玉物質が体内で作られ、
老化が進み、血管・内臓・皮膚などがボロボロになってしまいます。
さらに、血糖値をドカンと上げるような食事は、以下の危険性があります。
- 内臓脂肪が増えてインスリンが効かなくなる
- 膵臓が疲れてインスリンが出なくなる
- 結果、糖尿病になる
ガン・心疾患・脳疾患・認知症・高血圧などあらゆる病気に肥満が関係していますが、
糖尿病はこういった病気にかかりやすくなることが判明しています。
また、合併症により
- 人工透析が必要になる
- 失明する
- 神経障害から壊死した足などを切断
などの危険性も出てきます。
糖尿病に一度なってしまうと、治すことはできません。
健康に戻ることはできません。
ですから、糖尿病にならないための食生活が大変重要です。
糖質制限について勉強している時に読んだ、さまざまの本に書いてあった
「血糖値を上げやすい食事」を身をもって体感するため
そして、血糖値を上げない食事を知るために
センサー使用期間の、6月4日昼〜6月18日昼までの間
食べ方・食べるものを変えて2週間試してみました。
※この結果は、私個人のものであり、人によって差があるのでご注意ください。
飲み物
ジュース(果糖ブドウ糖液糖)
↑ 果糖ブドウ糖液糖からできているジュース(500ml)を飲んだ時。
青の帯が目標正常値の70~140mg/dLの幅です。
5日の17:00頃に飲み → 18:30頃に急上昇
日をまたいで赤色で示す低血糖にまで下降していることが分かります。
これが血糖値スパイクによる「反応性低血糖」なのだと思いました。
詳しくはコチラの記事 → 「糖質中毒を実感したお話」をご覧ください。
市販の清涼飲料水・ジュースはだいたい「果糖ブドウ糖液糖」が原材料なので
喉が渇いたからとジュースを飲むことは、血糖値スパイクになります。
野菜ジュース・果実ジュース
100%野菜&
果実ジュース100%果汁ジュース
↑ 100%野菜&果実のジュース・100%果実のジュースを飲んだ時。
10日の15:00頃 100%野菜&果実のジュース
11日の17:00頃 100%果汁のジュース
飲んだ後すぐに急上昇しています。
果糖ブドウ糖液糖よりは上がり幅・下がり幅が少ないようですが
少量だったためかもしれません(紙パックの飲料200ml)。
日常的に野菜ジュースやスムージーを食事代わりに飲んでいる方は、
量によっては激しい血糖値スパイクを起こしている可能性があります。
コーヒー飲料

↑ 砂糖入りの甘いコーヒー飲料を飲んだ時。
13:00頃飲み → 直後に急上昇しています。
ジュースと果汁飲料の中間くらいの上がり幅です。
ちなみに、ブラックコーヒーを飲んだ時は下図のように平坦でした。

食べ物
玄米・白米

↑ 7:00頃に玄米、13:00頃に白米を最初に食べ、その後でおかずなどを食べました。

↑ 16:00頃に、野菜→カツカレーライスの順に食べました。
野菜を最初に食べた方が、上がりはじめが緩やかになっています。
次に載せるパン類・ラーメンなどの小麦製品もそうですが、
炭水化物をいきなり掻き込むと血糖値が急上昇することが分かります。
小麦製品 / ドライフルーツ
小麦粉のお菓子 菓子パン
8日の17:00頃に小麦粉でできたお菓子
9日の15:00頃に菓子パンを食べました。
菓子パンは上がるまでに結構時間が掛かりました。

17日の14:00頃に塩ラーメンを食べました。
食べ物の中ではこれが一番上昇しました。
この日の午前中7:00頃にドライフルーツ+ヨーグルトを食べました。
果汁ジュースよりは固体な分、緩やかに上昇しています。
野菜・タンパク質
最初に野菜 最初にたんぱく質
最初に野菜を食べた場合と魚などのたんぱく質を食べた場合は
大きな変化はありませんでした。
ちなみに、14日の夜に
おからパウダーとラカントSを使用した手作りケーキを食べましたが、
血糖値の動きはありませんでした。
その他の日でも、ロカボマークがついたお菓子や低糖質を謳っているアイスなどを
食べた時も大きな変化はありませんでした。
体験レビュー
FreeStyleリブレ を使用してみて良かった点・改善点を箇条書きでレビューします。
良かった点
- 届くのが早かった
- 無痛で、装着していても違和感がない
- アラーム設定できるから測定を忘れない
- 充電が長時間もつ(初日に充電したのみ)
- 自分の血糖値が上昇しやすい食べ物が分かる
- 食後どのくらいで上がるか分かる
- どうして体調が悪いのか、何が原因か分かる
(血糖値急上昇のあと・小麦粉を食べたあとは、胃の不快感と激しい眠気) - 糖尿病ではなさそうだと分かり安心した
- むしろ低血糖状態が多いことが分かった
改善点
- 測定後15分経過すると食事などのメモができなくなる
- タッチパネルの反応が悪い箇所があった
- 常用するには少し値段が高い
- パソコン用のソフトをインストールできなかった
- 最初の頃に「LO(測定不能)」ばかりが表示されて不具合か分からなかった
- 剥がしたあとシール痕が残る(洗えばOK)
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